愛犬を助けようとして31歳男性が感電死…米メリーランド州で悲しみ広がる
米メリーランド州セバーンで31歳の男性(氏名非公表)が愛犬を助けようとして感電死し、地元住民の間に悲しみが広がっている。
同州アナランデル郡消防署に6月30日午後5時ごろ、「セバーンのメリーランド通りで男性が倒れている」との通報が寄せられた。
消防隊員と救急隊員が駆けつけると、2階建ての家の金属フェンスの近くに犬と男性が倒れているのを発見。犬はすでに死亡していたが、男性は重篤な状態ながら生きていたので、ボルティモア・ワシントン医療センターに救急搬送したが、その後、死亡が確認された。
事故当時、セバーン一帯は落雷のため木が倒れて送電線が切断、停電していた。状況から判断して、切れた送電線が金属フェンスに接触し、フェンスにつながれていた犬が感電死。その物音に気がついた男性が愛犬を助けようとして、同じく感電してしまったとみられる。
写真はその現場で、破損したフェンスと送電線が見える。
近所に住むジェフ・ワンダーさんは地元テレビに「住人の方も、愛犬も亡くなられて残念です。本当に悲しい日だ」と語った。