宮城県図書館(仙台市)はまるで自然と調和する「宇宙船」
蔵書、資料は約123万9000点。宮城県の歴史、文化に関わるもの、宮城県ゆかりの作家の著作に加え、東日本大震災の資料も豊富だ。
「旧仙台藩の藩校だった養賢堂から伝わった、江戸時代の資料なども所蔵しています。その中には国指定の重要文化財である『坤輿万国全図』や『陸奥国仙台領元禄国絵図関係資料』、県指定の重要文化財も30点ほどあります。震災に関連する資料は、図書や雑誌、当時配られたチラシなども含め、令和5年度末時点で1万3624点の所蔵があります」(竹内透史氏)
仙台藩を治めていた伊達家ゆかりの「伊達文庫」、仙台の旧家・小西家の蔵書である「小西文庫」など貴重な資料も豊富だ。
杜の都に降り立った宇宙船の中で、自然と歴史に思いを馳せる。
素朴な、それでいて贅沢な時間の使い方だ。
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●住所 宮城県仙台市泉区紫山1-1-1
●電話 022・377・8441
●開館時間 9時から19時(子ども図書室、展示室は17時まで。月曜休館、日・祝日は17時まで)
●アクセス 地下鉄泉中央駅からバスで20~30分