(61)安価のイメージあった電気ケトルが値上がりする可能性…8月から完全仕様変更
医師らは赤ちゃんのハイハイ時の力を測定。平均13キロでした。この力でテストすると、どのメーカーの電気ケトルも倒れたそうです。
苦しいのは、やけどを負った幼児。入院治療、ひどい場合は、数年にわたり、皮膚を移植して治療することもあります。その間、まともに遊べず、トラウマにもなる。女児の場合、後々まで尾を引きます。医療費もばかにならない。数十万から数百万かかるそうです。そのような人が年に40人。全体で2億円もの医療負担になっているそうです。
安全意識の高い象印やタイガーなどの日本メーカーは、元々こういう事例を想定、製品に織り込み済みです。
問題は海外メーカー。ケトル=やかんという認識のため、中に熱湯が入っていればやけどするのは当たり前という考えをします。またシンプルな作りでないと、誰でも買える値段にはならない。そのため安価モデルには、やかんと同じように、安全機能は付いていません。
改正電安法の猶予期間は今年の7月31日まで。翌8月1日から、新テストに適合できない製品の製造、輸入が禁止されました。