必死で働き続けた母が台所でそっと歌っていた「雪の降る街を」 作曲の中田親子は日本の童謡の宝
小学生の頃、冬になると「雪の降る街を」の曲を何となく口ずさんでいた。その頃の東京は今よりずっと底冷えがして、通学のときに霜柱を踏んで、音を立てて歩いていた。
大雪が降り、学校が休校になると、りんご箱に竹を打ち付けたソリで、日が暮れるまで遊んでいた。
両親は戦後ま…
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