魔法瓶会社はどうして動物名が多い? ピーコック魔法瓶工業に聞いた

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 そのピーコック魔法瓶は、ある大発明をしている。

「世界初の『回転式ポット』は68年に当社が発明し、特許を取得しました。その後、特許使用のハードルを下げ、各社からも販売されるようになり、現在では卓上ポットは回転式が当たり前となって普及し、業界の発展に貢献しました」(前出の担当者)

 下部に回転台をつけ、360度あらゆる方向に給湯でき、魔法瓶はより便利になった。

 年配の人に知名度が高いピーコックだが、それは69年に「クイズタイムショック」の初代スポンサーだったから。放送当初は、魔法瓶が家庭の必需品となり始めた頃で、食卓にあった花柄ポットは記憶に新しい。

 現在では、ステンレス製の魔法瓶や水筒が主流だが、今でも汚れが残りにくく、臭い移りがしにくいと日本の自社工場でガラス製魔法瓶の製造も続けている。

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