コンビニから消えゆくイートインと雑誌書籍スペース…アパレルやクレーンゲームらが新機軸に

公開日: 更新日:

 ファミマは今後、オリジナルアパレルのコンビニエンスウエアの売り場拡大のほか、トイレットペーパーや洗剤など生活必需品の品揃えを強化していく。

「ファミマが強化しているアパレルは、ある程度品揃えが必要な商材です。今のところ売れ筋は靴下やハンカチのようですが、商品ラインアップを増やして若者以外の出張族や旅行客に訴求していくほか、長時間営業の強みを生かしてハードルは高いものの、ユニクロなどファストファッションに挑んでいくのではないでしょうか」(渡辺広明氏)

 イートインのようにコンビニから消えつつあるのが雑誌、書籍スペースだ。来年3月、出版取次大手の日販はローソン、ファミマの計3万店のうち、雑誌や書籍の配送を2万店まで縮小。コンビニは、店内構成を大幅に変えている途上にある。

「ローソンが今年3月から展開を拡大しているのがクレーンゲームコーナーで、これ目当ての来店客がいるなどとても好調で、25年度中に約1000店舗まで広げる見通しです。コト消費など、これまで提供してこなかった商品サービスの展開余地はまだありそうです」(渡辺広明氏)

 コンビニはどこまで進化するのか。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド