「2025年7月5日」に大災難…本当にやってくる? “予言漫画”が80万部突破の大ベストセラーになったわけ
■スピリチュアルブームは社会情勢と親和性が高い
周期的にやって来るスピリチュアルブームは、物価高や税金、社会保険料等の負担増で生活苦にあえぐ庶民が増加している今の社会情勢と親和性が高いという。
“今年7月の大災難”についてYouTubeなどで話す配信者が増え始めている。ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。
「社会や不正をはたらく政治家、上級国民に不満や反感を持つ人が増えると、リセット願望も増幅されやすくなります。YouTubeでも自然災害や経済危機について語る一部のスピリチュアル系インフルエンサーが人気を集めていますが、中には人の不安につけ込みお金をかすめ取るなど詐欺をはたらく者もいます。予知夢的なものはなくはないのでしょうが、斜に見る必要があります」
これに対して、本気で信じる人、エンタメとして楽しむ人、バカにする人と受け取り方もさまざまとのこと。
「オウム真理教ももともとヨガサークルからスタートしていますが、終末思想を言い出したあたりからどんどんカルト化していきましたから」(井上トシユキ氏)
占いの世界では、200年に1度の大転換期である20年末から「土の時代」から「風の時代」に突入したと言われている。
エンタメとして楽しむほか、これを機に防災意識を高めるくらいがちょうどいいのでは。