著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

トランプ大統領の“戯言”に騙されるな! 情報をいろいろ集めると「本当の狙い」が見えてくる

公開日: 更新日:

 また、イーロン・マスク氏は「欧米の関税は将来的にゼロにすべき」と発言。ベッセント財務長官も「中国以外の国の自由貿易圏をつくるべき」と発言している。つまり、中国以外は「撤回」が前提条件になっているのだ。

 日本国民は素直なのでマスコミのことを完全に信じている。

「トランプは自由貿易の敵」「関税なんてもってのほか」などと思っている。

 しかし、よ~くいろいろな情報を集めていると、トランプ関税の「ハッタリ度合い」が分かるというもの。

 恐らく将来的には「泣くの損した」と同じことになるのではないか。

■アメリカを取るか?中国を取るか?

 トランプ政権は今、「踏み絵」を行っている。アメリカを取るのか、それとも中国を取るのか--。

 世界覇権を争っているからだ。当然、日本は安全保障をアメリカに委ねているので、最終的にはそちらに擦り寄るしかない。牛肉やコメなどにかかる関税を撤廃し、「非関税障壁」の一部を取り払うことになる。

 シニアにでもなれば、トランプの交渉術くらいは見破れるはず。

「中国抜きの自由貿易圏(新TPP)」

 これがトランプ大統領の狙いである。なので、決して怒ったり泣いたりせず、“戯言”には騙されないようにしたい。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"