「隠れ年金」のもらい忘れに注意すべし…申請しないとダメ
「えっ、自動的にもらえるんじゃないの?」
世の中そんなに甘くはない。確かに適用年齢の誕生月には、お国から「ねんきん定期便」が届くことになる。
しかし、そこでうっかりミスをしてしまうと、もらえる金額が少なくなってしまう。特に忘れやすいのが加給年金だ。厚生年金に20年以上、加入し、配偶者が年下だったりするともらえる仕組み。
さらに、個人年金とかしていたら、これもしっかりと申請しなければならない。あとは加入期間をチェックすること。
世の中には持ち主不明の年金も数多くあり、自分がその中に含まれていたりする。名前が変わったり、引っ越ししたり、転職が多かったりすると、せっかくの年金が“行方不明”になってしまう。
シニアはボーッと生きていると、取りっぱぐれてしまうのだ。
だからコトあるごとに、年金のことを思い出すしかない。尿が漏れたら記載漏れ、徘徊したら年金の行方不明、モノがなくなったら「消えた年金」をチェックする……自分の生活と“密着”させるのだ。
電気・ガス・お米──なんでも高いこのご時世。たかが年金、されど年金のことで、残りの人生「レッドカード」を食らわないようにしたい。