サイゼリヤ 堀埜一成社長(1)小学生の時「頭の体操」を読み、ショックを受ける

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■小学生で「自分は頭が固い」

 その時、堀埜は「自分は頭が固い」と反省したという。これを機に左脳(論理的思考)ではなく、右脳(感覚的能力)トレーニングに努めたそうだ。

 しかし、「自分は頭が固い」「右脳を鍛えよう」と考える小学生は、あまりいないのではないか。恐らく、子供の頃から、普通の子とはちょっと違う、天才肌のところがあったのだろう。

 小学5年生の時、石川県小松市の小学校に転校し、器械体操を始めた。中学生の時には大阪府枚方市に引っ越し、公立中学校に進んだ。バク転ができたので人気者になった。高校は大阪ナンバーワンの私立高校、星光学院高校(中高一貫校)を受験、合格した。

「星光学院は国立大学の医学部、京大、東大などへの進学者が多く、模擬試験で鍛える予備校のような学校でした。最初の中間試験は200人中155番でした。父から『次の期末試験で40番に入ったら海外旅行に行かせる』とニンジンをぶら下げられて猛勉強し、運よく40番に入りました。子供の頃から運の強いところがありましたね」

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