「東京女子医大のプーチン」資金還流の手口とカネへの異様な執着心…元理事長宅に4億円の現金と金塊を保管
女子医大に設置された第三者委員会は、昨年8月の報告書の中で、岩本容疑者を「金銭やもうけに強い執着心をもっていた」と指摘。自身の意に沿わない人物を排除し、周囲をイエスマンで固め、10年間にわたって名門医大を「私物化」していた様は、まさに「プーチン」と呼ぶにふさわしい。
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東京女子医大では医療ミスによる死亡事故など不祥事が相次ぎ、患者数が激減。経営の悪化が表面化していた。そのしわ寄せが大学にも及び、21年度の新入生から6年間の学費を一気に約1200万円も上げたのだ。●関連記事【もっと読む】『東京女子医大がご都合主義の学費値上げで偏差値急落…早稲田大学への“身売り説”が急浮上』で詳報している。