「リャク」に始まり、ピストルや爆弾の入手…終焉を迎えるアナキストの非合法活動
![和田久太郎肖像(「大正自由人物語 望月桂とその周辺」=岩波書店から)/(C)日刊ゲンダイ](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/330/746/613d4d247ee0bf4f25823f66f5b3a1cc20231018115952244_262_262.jpg)
ギロチン社の直接行動は、極めて即物的であった。何しろアナキスト集団として、革命家生活を送るのだが、それには生活費や活動費が必要になる。そのために手っ取り早く、「リャク」(略奪)に手を出すのである。リャクだけでは足りないと、銀行強盗を行う。こうした生活について、私は昭和50年代の…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,155文字/全文1,295文字)
初回登録は初月110円でお試し頂けます。