シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(4)八路軍になった「非国民兵士」
非国民という語は、実は日中戦争の戦場でもしばしば用いられた。これに対峙するのは、臣民という言葉になるのだろうが、戦場では2つの局面で用いられたと言ってもよいであろう。ひとつは、「勇気のない兵士」への軽侮の表現であった。戦場に送られる兵士は、一様に恐怖で体を震わせている。当然であ…
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