トランプ政権が独裁へ一直線!AP通信の取材禁止で大騒ぎだが…日本首脳の会見も構図は似たり寄ったり

公開日: 更新日:

 米ホワイトハウスが11日、同国を代表する報道機関「AP通信」の大統領執務室での取材を禁止したことが話題となっている。

 トランプ大統領がメキシコ湾を「アメリカ湾」に改称する大統領令に署名した際、AP通信は「世界中にニュースを配信する国際的な通信社として、地名や地理が全ての読者に分かりやすく伝わるように努めなければならない」と、従来通りの呼称を続ける編集方針を公表したのが要因という。

 取材禁止を受け、AP通信は報道の自由に反するとして、ペース編集主幹が声明で、「トランプ政権が独立した報道を理由に処罰しようとするのは憂慮すべきことだ」と批判。ホワイトハウス記者会も「政権による取材禁止は容認できない」「ホワイトハウスが報道機関に報道内容を指示することはできない」と、取材禁止の方針変更を求める声明を公表した。

 過去の歴史を振り返れば、自身にとって都合が悪かったり、批判したりするメディアを排除するのが独裁政権の特徴だ。第2次トランプ政権は第1次以上にその動きが先鋭化しているようで、まさに独裁化まっしぐらだが、今の日本政府も似たり寄ったりだろう。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 5

    菊乃井・村田吉弘さんが日本食の高級化に苦言…「予約が取れない店がもてはやされるのはおかしい」

  1. 6

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

  2. 7

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  3. 8

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  4. 9

    【埼玉・八潮市道路陥没「2次被害」現場ルポ】発生2週間、水は濁り死んだ魚が…下水放流地で見た河川の異変

  5. 10

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」