東京メトロ駅員が持ち主装い落とし物ネコババ…窓口担当者が悪質“成り済まし”を見抜いたワケ

公開日: 更新日:

 警察の調べに対し、「お金が欲しかった。家具の購入や飲み会の費用などで一気に手元の金がなくなり、やってしまった。昨年、運転免許証を拾い、悪用を思いついた。自分だとバレないように使った」と供述している。

 落とし物が見つかれば、普通はうれしいものだが、米田容疑者の場合、遺失物を受け取る際も、うつむいたままで喜んだりしなかった。その様子を窓口の社員は見逃さなかった。

「取扱所の社員が遺失物を返還した際、挙動不審な点が見受けられたため、監督者が社内のシステムで返還者の記録と社員の遺失物検索履歴を調べました。たまたま、同じ名前の人物に過去にも複数の遺失物が返還されていたことが分かった。そのすべての遺失物を当該社員が検索していた記録が残っていたため、おかしいなということで調査を開始。犯行2日後の4月30日、返還者のセキュリティーカメラの映像を確認したところ、元社員がお客さまを装って返還請求に来ていたことが判明しました。このような悪質な行為は許されず、厳しい処分をしております」(東京メトロ広報部担当者)

 一時の小遣い欲しさで「落とし物」に手を付け、安定した給料が保障される職を失うとは、マヌケとしか言いようがない。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場