元代表・松井大輔 「勝ちと負けは天国と地獄。結果残して」
――決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦の結果(スコアレスドローからPK戦負け)は返す返すも残念でした。
「ボクの(クロスバー直撃の)シュートが入っていたら、コマ(駒野友一)ちゃんのPKが決まっていたら……。そう言われますが、結局は《あの時のパラグアイに勝てなかったチーム》というコトです。サッカーにとって勝った負けたは《天国と地獄》。楽しくプレーしながら、面白いと感じながら勝利するというのが、確かに一番の理想形。でも、現実的にはスペインやバルセロナのようなわけにはいきません。まずは《結果を残す》ことを最大の目標に置いて、今の日本代表にはブラジルで持てる力を100%発揮して欲しいと思っています」
▽まつい・だいすけ 1981年5月11日、京都市生まれ。鹿児島実からJ1京都を経て05年に仏リーグ・ルマン入り。サンテティエンヌ、グルノーブル、ロシアのトムスク、ブルガリアのスラビア・ソフィア、ポーランドのレヒア・グダニスクを経て、14年から磐田に。04年アテネ五輪、03年コンフェデ杯、10年南アW杯などに出場。身長175センチ、体重68キロ。