里田まいは大丈夫? 田口壮夫人が語るメジャー「奥さま会」の洗礼
カージナルス、フィリーズなどで活躍した田口壮氏(現野球評論家)の妻、恵美子さんが言う。
「日本の場合、野球選手の妻は夫が試合で最高のパフォーマンスを出せるよう、家で食事の栄養管理をしたり身の回りの準備など、内助の功に徹することが“良妻”です。でも、メジャーは逆。夫人は家にこもって食事を作って待っていてはダメなんです。球場に毎試合応援に出向き、チームや夫をサポートすることが求められる。選手夫人の多くがチームの遠征に帯同するのもこうした習慣が根付いているからです」
必然的に妻同士のつながりも強くなり、夫人会の存在が大きくなるという。
「私は面倒くさがりで出無精なので正直、渡米当初はこのセレブと呼ばれる人たちの集まりやイベントに参加するのは苦痛でした。それでも、出て行かないと『何であそこの奥さんは球場に来ないの?』と不思議がられることもある。何より私の行動で主人に迷惑がかかるのは避けたかったので、積極的に輪の中に入ることを決めました。あの時の自分の中での“意識改革”は本当につらかったです」(恵美子さん)
まい夫人はブログで紹介される手料理や栄養管理がメディアで脚光を浴びているが、それはあくまで日本ならではのこと。妻が人間関係に悩めば、夫の仕事にも影響で出る。メジャーに行ったら、おいしい食事を作るだけでなく、やるべきことが山ほどあるのだ。