気取るな!首相とサッカー選手のこっ恥ずかしい共通点

公開日: 更新日:

 TPPも決着できず尻切れトンボだった日米首脳会談後、公式の記者会見で安倍晋三が何度も「バラク、あなたは」とか「私とバラクは」とか、ファーストネームで呼んだのを非常にこっ恥ずかしく感じたのはわたくし一人か? オバマのほうは「安倍首相」と呼んだのと大違い。中曽根康弘だってロン・ヤスとファーストネームで呼び合ったというエピソードを開陳したのは後のことであり、公の席ではなかった。「ファーストネームで呼び合える仲になりましたよ、どうです、たいしたもんでしょ!」とそっくり返ってみせるサマがみみっちかった。

 片言英語で「アンダーコントロール」なんぞと吹いたくせに福島第1原発はコントロールされていないのが次々と明るみに出た。安倍は「アンダーコントロール」とは「下々をコントロールする」と理解しているだろう。背伸びする井の中の政治家は己の悪臭をオーデコロンでゴマカす。きっと「ジバンシー」ならぬ「自慢しい」とか振りかけているんじゃないか、ケッ!

 無理して使う英語や横文字が発した日本人の品性に合わぬことがある。サッカーの選手がワールドカップの直前だから代表に選ばれたくて答える会見で、「ブラジルへ向けてオファーが来るようにもっとパフォーマンスを磨いてスキルを上げたい」などと言う。なにをきいたふうな。「選ばれるようにもっと技術を磨きたい」と日本語で言やぁいいんだ。おまえらがサッカー選手やめた後に相手にしなくちゃならないのは、相も変わらず英語がしゃべれない日本人だということを悟れかし。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ