八百長疑惑アギーレ後任候補にペトロビッチなぜ挙がらない
サッカー協会が恐れているのは、来年1月9日開幕のアジア杯の期間中に起訴されること。開催地のオーストラリアからアギーレ監督がスペインに呼び出されるような事態となれば、世界中のサッカー関係者から「代表監督を選定する際にはカネ、オンナ、クスリなど“身体検査”を徹底しなければならない。日本は何てズサンな国なんだ」とモノ笑いのタネにされる。日本サッカー自体のイメージダウンも避けられず、キリンやアディダスなど大口スポンサーは、事態の推移をピリピリしながら見守っている。
「スポンサーの顔色を横目でうかがいながら、『今はグレーとはいえ、早めにアギーレ監督のクビを切っておくのが一番』と話すサッカー協会幹部もいます」(前出の記者)
既に一部メディアでは後任として、10年Jリーグを制したストイコビッチ元名古屋監督(49)、07~09年にJリーグ3連覇を達成したオリベイラ元鹿島監督(64)、11年にJリーグ優勝に導いた柏を今季限りで退任するネルシーニョ監督(64)の名前が挙がっている。しかし、彼らよりも適任者がJリーグにいるではないか。J1浦和を指揮しているペトロビッチ監督(57)である。