羽生が連覇も…ライバル不在のGPファイナル盛り上がらず
なぜか盛り上がりに欠ける大会だった。
フィギュア男子のグランプリ(GP)ファイナルは、ショートプログラム(SP)で首位に立った羽生結弦(20)が、フリーもトップで大会連覇を果たした。
今季世界最高得点で日本男子初のグランプリ・ファイナル連覇を達成した羽生は、「優勝よりも自分の演技ができたことの方がうれしい。ほぼ完璧だった」と言ったが、ソチ五輪での金メダルが衝撃的だっただけに、GPファイナルの優勝ぐらいではファンの感動もいまひとつだったのかもしれない。フリー演技の放送が録画だったこともある。
今大会は男女とも、GP6大会の成績上位6人しか出場できないGPの「ラストショー」。日本からは、女子の本郷理華(18=6位)、男子は羽生、無良崇人(23=5位)に町田樹(24=6位)と、男女計4人も出場。羽生が一人気を吐いた格好だが、日本人を含むライバルたちが不甲斐ない。浅田真央(24=休養中)や高橋大輔(28=昨季で引退)ら、華のあるスターもいないから、注目度もガタ落ちだ。
ある広告代理店関係者が言う。