右肘手術成功のダル 早くも囁かれる来季以降への深刻な影響

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 まず、今季全休することで来オフ、FAになる可能性がほとんどなくなった。「5年でFA」の条件を満たすには、出遅れ必至の来季、サイ・ヤング賞を獲得しなければならない契約内容になっているからだ。

 従って再来年の17年シーズンまでレンジャーズに縛られるうえ、スポーツライターの友成那智氏はこう言った。

「トミー・ジョン手術は平均で球速が3キロ落ちるといわれています。23歳で手術を受けて球速がアップした田沢(レッドソックス)のようなケースは期待薄です。生命線のスライダーは肘に負担がかかるうえ、30歳前後の契約であれば球団が負担する保険料も高額になります。来年、再来年と結果を残しても、次回の契約に影響が出るのは避けられないでしょう」

 ダルはブログで<リハビリと言う“過程”においては絶対に妥協はしない>と語っていた。まずは右肘をしっかり治すことが大事とはいえ、決して将来が明るいわけではないのだ。

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