高橋純平を生で見たら気になるところが3つあった
開催中のセンバツで話題の最速152キロ右腕、県岐阜商の高橋純平(3年)の初戦をネット裏で見た。
最速は150キロと表示されたものの、私の見たところ、MAXは147キロほど。直球よりブレーキの利いたスライダーがいい。常時142~143キロの直球に130キロ程度の落差のあるスライダーがある。高校生なら直球に見えてクルクルと空振りするだろう。
いい素材だから、あえて言わせてもらうと課題もある。直球が、生きた球と死んだ球がはっきりしているのが気になった。三塁線のバント処理も甘く、内野安打にした打球があった。守備力、フィールディングがまだまだ。しなやかな投球フォームではあるが、ステップ幅が狭いから威圧感がない。マスコミは「ドラフト1位候補」と騒ぐが、発展途上の投手。
今年は他にこれといった高校生がいない。今秋のドラフトは、駒大の左腕・今永昇太(4年)に1位指名が集中するのではないかとみている。
いよいよプロ野球が開幕した。やっぱり気になるのは、オープン戦で不本意な投球が続いていたソフトバンクの松坂大輔である。18日にインフルエンザで離脱。31日のオリックス戦での初登板は白紙になってしまった。