下位打線“降格”で奮起 広島2年目・田中広輔を徹底解剖
堀井監督は「関東生まれ関東育ち。巨人への憧れはあったでしょう。でも社会人2年目にある程度自信を持てたことで、どこのチームでもプロで戦いたいと考えが変わったみたいですね。私が言ったのは『縁があったチームに行きなさい』ということ。広島は若い選手を我慢強く使ってもらえる。良かったと思いますよ」とエールを送る。
■料理男子
中学時代、毎朝5人兄弟全員の弁当を作っていたこともあるという「料理男子」。得意料理はオムライス。
■まっすぐ
東海大相模で1学年先輩の元巨人・田中大二郎氏(現・巨人球団職員)が証言する。
「入学早々、広輔が『ボクもプロに行きたいんです!』と言ってきたのを覚えています。まっすぐなヤツだなというのが第一印象。ボクらの代でも2年生でレギュラー。一緒に春の甲子園に行きました。肝心の3年生の時にあまり活躍できずに東海大へ。そこから連絡が途絶えた。ボクが巨人の二軍にいるころ、JR東日本と対戦したプロ・アマ交流戦で久しぶりに再会。『おまえ、何で連絡してこねえんだ!』と広輔に言ったら、『ずっと相談したかったけど、大二郎さんは巨人の選手だし、連絡しづらかった。ボクもプロに入ったら連絡しようと思っていた』って。おまえ、まっすぐなヤツだなって笑いましたね」