サッカー中継解説に違和感…松木の相棒ゴン中山が機能せず

公開日: 更新日:

 が、引き分けたシンガポール戦では、「よーし、いいボール上がるぞ~」「あー!」と解説ではなく応援目線になり、点が入りそうで入らない後半は「サイド! サイド! サイド!」「今度は右から!」「ファウルだよ今の!」と監督目線の独り言と化した。熱い人だなぁ。これぞ松木節。

 ところが、もうひとりのゴンが松木の子分みたいで気になる。途中から「サイド、サイド、サイド、ですね」と同意したかと思うと、松木が「(シュートを)打ってほしかったぁ!」と言うと、ゴンは「そうですね!」とイエスマンと化してしまった。

 解説を2人置くのは違う目線で意見を言ってもらうのが本来の目的なのに、ゴン、同じじゃ意味ないだろう。

 日本はどのスポーツでも“先輩の解説者を立てる”という無難な態度が見られる。しかし、落合(元中日監督)は解説者時代、同席の先輩にかまわず持論を展開したものだ。解説は男子の勝ちだが、解説者は男女とも人選に工夫が必要。果たして、松木の“相棒”にはだれがいいのか。
(作家・松野大介)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」