3番手投手でも145キロ…東海大相模の圧倒的戦力
東海大相模が圧倒的な強さで横浜を下し、2年連続、夏の甲子園出場を決めた。2回戦から11-0、8-3、7-0、4-0、8-1、8-1ときて決勝は9-0。第1シードが危なげなく、激戦神奈川を制した。
投げては巨人などがドラフト1位候補に挙げるエース左腕・小笠原が自己最速に並ぶ150キロをマーク。五回まで1安打投球で横浜打線を7安打完封した。
ベンチには昨夏の神奈川大会決勝で20奪三振の大会タイ記録を樹立した右のエース吉田も控えていた。前日の準決勝で七回途中10三振を奪い、こちらもドラフト上位候補。プロ注目の2枚看板に加え、2年生右腕の北村もこの夏145キロをマークした。これで「3番手」というのだから他校も真っ青である。今夏7戦でわずか5失点。甲子園出場校の中でも投手力はぶっちぎりのナンバーワンだ。
活発な打線も7試合で55得点、5本塁打。この日、バックスクリーンに3ランをブチ込んだ3番・杉崎をはじめ、1番・千野、4番・豊田が今大会で一発を放ち、破壊力は抜群。にもかかわらず、門馬監督は「機動力」と「小技」を前面に押し出す。