ハリル監督「彼が必要」とベタ褒めも…FW南野初抜擢の裏側

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 日本サッカー協会(JFA)は1日、W杯アジア2次予選シリア戦(8日=オマーン・マスカット)、親善試合イラン戦(13日=テヘラン)の代表メンバー23人を発表した。注目を集めたのが、初めて日本代表に招集されたFW南野拓実(20)。オーストリアのザルツブルクでプレーする新鋭である。

 選考理由をハリルホジッチ監督は「近代サッカーに適応しているストライカー。日本代表は相手ゴール前での効率性がいまひとつなので彼が必要だ。数年後には日本代表にとって効果的な存在となる」とベタボメ。続けて「若い世代を信頼して使っていくことに躊躇はない」と言い切った。

 もっとも、この指揮官のコメントは額面通りには受け止められない。

 先月8日、日本代表はW杯予選で格下アフガニスタンと対戦。FW岡崎とMF香川が各2得点、FW本田が1得点と欧州組の活躍で6-0の一方的な展開となったが、彼我の圧倒的なレベル差を考えれば、Jリーグ組だけでも楽勝だったハズだ。

 W杯予選初戦のシンガポール戦(6月16日)がスコアレスドロー。続いて8月の東アジア杯が2分け1敗と惨敗。指揮官の尻に火がつき、いつも以上に目先の勝利に汲々としている。これにJFAは頭を悩ませている。

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