エース内村航平頭部強打で体操日本「個人&団体」に暗雲

公開日: 更新日:

 日本のエースがいきなり窮地に立たされた。

 来年のリオ五輪の予選を兼ねた体操の世界選手権(英国・グラスゴー)は25日、男子予選初日が行われ、個人総合6連覇を目指す内村航平(26)が6種目合計90.564をマークして暫定首位で30日の決勝進出を決めた。

 終わってみれば、王者の貫禄を示した内村だが、得意のゆかで思わぬアクシデントに見舞われた。「前方宙返り1回ひねり」を試みた際、回転が足りずに頭から落下。ゆかに額周辺を強く打ちつけた。そのまま続行したが、ゆかの最後の技を終えると両膝に手をついて苦しそうな表情を見せた。

 内村は頭を強打した際、首を痛めて脳しんとうのような症状を訴えているそうで、日本代表首脳陣によれば、27日以降の出場は当日の状態を見てから判断するという。

 仮に内村が今後の演技を欠場すれば、当然、個人総合での連覇は5で途切れる上に、団体優勝を目指す日本にとっては痛手だ。この日の団体予選で日本は6種目合計358.884点をマーク。7連覇を狙うライバル中国(同357.027点)に1.857点差で初日を終えて暫定首位に立った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方