G内海が炎上6失点…由伸監督の信頼グラリでローテ落ち危機

公開日: 更新日:

 監督の意向を受け、尾花投手コーチは昨秋から「内海の再生」を重要課題に挙げていた。同コーチの分析によると、不振の原因は、昨年の開幕前に左前腕部を痛めた影響で球に「キレ」がなくなっていたことで、それが戻れば「まだ2ケタ勝てる」と自信を見せていた。

「下半身を鍛えて上半身にパワーを伝える。それが指先にかかるよう、メカニックを見直す」と話し、秋のキャンプに5年ぶりに内海を呼んだものの、今度は左肩痛で投球練習ができなかった。このオフはキレを取り戻すためのトレーニングを積んできたが、阪神打線にボコボコにされたことで、追い求めていたものが戻っていないことが証明された。

 残るローテ争いは若手の田口や今村らがしのぎを削る。勝手にコケたベテランに、由伸監督はそれでもチャンスを与え続けるのか。監督としての最初の大きな仕事は、内海へのローテ落ち通告になるかもしれない。

 昨季13勝でチーム勝ち頭だったマイコラスは右肩痛で開幕絶望。期待していた元エースの復活も遠のいた。先発陣でアテになるのは菅野ただ一人の状況では、昨季リーグトップの防御率を誇った投手陣も苦しい船出となりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド