被告差し入れの焼肉弁当を食レポした「清原報道」の悪ノリ
覚醒剤取締法違反で起訴され保釈中の清原和博被告(48)が入院する千葉県松戸市内の病院前には、17日夜から常に数十人の報道陣が大挙していた。24時間態勢で病室にカメラのレンズを向け、カーテンの隙間から顔をのぞかせる清原の表情を撮った!と大騒ぎしている社もあったほどだ。
先月2日に逮捕された清原被告は、警視庁の取り調べに「ストレスがあり、気を紛らわせるために覚醒剤を使っていた。嫌なことを忘れたかった」と供述したとされるが、今月17日に勾留先の警視庁本部から保釈されたことで今度は、取材合戦という報道陣からのストレスにさらされているわけだ。
20日夜には、そんな取材陣に焼肉弁当30個が届けられた。差し入れの主は清原被告の友人で、清原被告本人の要請を受けて手配したものとみられる。さすがに、刑事被告人からかもしれない弁当に手をつける人間がいるはずがないと思ったら、そうじゃなかった。ほとんどが遠慮したとはいえ、中には「肉を口に入れると肉汁が広がった」「ナムルはごま油が効いていた」と1面で“食リポ”を載せるスポーツ紙もあったから、どうかしている。