闇賭博選手に厳罰もチームは…問われる企業の“監督責任”

公開日: 更新日:

 バドミントンの田児は海外遠征に行くとバカラに興じ、日本代表監督は度が過ぎている行為を注意したこともあったという。8日の会見では、国内においてはNTT東日本のバドミントン部員のほとんどが違法賭博をやっていたことも分かった。

「所属企業の部長、監督、コーチたちがそのような状況をまったく知らなかったとすればおかしな話です。『選手は試合で好成績を出してくれたら、プライベートはどうでもいい』という考えならば、企業スポーツを指導する資格はありません。企業スポーツは社会的な共有資産です。今回のバドミントン選手の不祥事で、これまでの企業スポーツのあり方が改めて厳しく問われるのではないかと思います。今後、アマチュア・プロも含めて、スポーツ活動の社会的な責任や役割を真剣に考えていく必要があるでしょう」(前出の松野氏)

 選手は会社の広告塔、という時代は終わった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が