貧打解消の“切り札” 巨人補強リストに「オリ糸井」の名前
■東京の自宅に残す家族の存在
そこで、由伸巨人の登場である。巨人は今季も開幕から貧打に苦しみ、9日現在でチーム打率.241は両リーグ最低。総得点190も12球団で唯一の100点台。巨人は昨年もセでワーストとなるチーム打率.243。高橋監督を迎え、コーチ陣も大幅に入れ替えて貧打解消を最大の課題としながら、むしろ悪化しているありさまだ。昨年から外国人選手を取っ換え引っ換えしているものの、やはり助っ人はアテにならない。4番候補としてヤンキースから3億円で取ってきたギャレット・ジョーンズは5月23日に不振で登録抹消されてから、二軍のままである。
「外野のレギュラーは長野以外が固定されていないのが現状で、糸井はこれ以上ないピースとして補強ポイントに合致するのは確か。補強リストに糸井の名前があるのは間違いない。しかも、糸井の自宅は東京にある。本人は京都出身でプロ入り後は北海道、関西を本拠地としてきましたが、夫人と2人の娘さんは東京に住んでいるのです。家族のことを考えれば、移籍するなら在京球団がベストでしょう。巨人が昨年からユニホームのスポンサーとして5年50億円の大型契約を結んだスポーツメーカーのアンダーアーマーと糸井がアスリート契約を結んでいるという縁もある。そっちからの後押しもあるでしょう。FA宣言したときには、金銭面も含めて巨人に有利な条件が揃っています」(日本テレビ関係者)