広島・鈴木誠也が連夜の活躍 SB内川への“師事”ついに実る
今年1月の自主トレでソフトバンクの内川に師事した。「日本一の右打者だし、どうしても教わりたいと思って」と広島の先輩・小窪に頼み込んで実現した。その内川には「持っている力はボクより数段上。トリプルスリーもできるだけのものを持っている。足も速いしうらやましい」と言わしめた。打って結果を出さないと、「師匠」に顔向けできないのである。
5月中旬まで打率は2割5分前後を行き来していた。ある日、ギラギラした目でこう漏らした。
「2割5分って、やばいっすね。ガンガン打って早く3割以上に上げないと。こんなんじゃ使ってもらえないっすよ」
打率は1カ月も経たない間に.314まで上げてきた。近いうちにサイクル安打を本当に達成しそうな雰囲気である。