リオ女子ゴルフ 風が吹けば“タイの飛ばし屋が有利”なワケ
選手たちは「風よ、おとなしく……」という思いだろう。
リオ五輪女子ゴルフも男子と同じく予選落ちはなく、4日間72ホールで争う。
初日の日本勢は無難なスタートを切った。大山志保(39)は4バーディー、3ボギーの70で回り、1アンダーの19位タイ。野村敏京(23)は2アンダーの11位タイにつけた。
大山は「明日以降は今日以上のスコアを出せるよう頑張る」と言ったが、この初日もあと2つ、3つはスコアを伸ばしたかったはずだ。
会場となっている新設コースは大西洋沿いにあるため、風が吹くことを前提に設計されている。グリーン回りはアンジュレーションがきついものの、コース全体はフラットだ。風さえ吹かなければスコアは伸びる。
実際、7月末の全英を制して優勝候補に挙げられている世界ランク2位のアリヤ・ジュタヌガーン(20=タイ)はこの日、6アンダーで単独首位に。朴仁妃(28)、金世ヨン(23)の実力者も5アンダーと好スコアでホールアウトした。