DeNAがCS初進出 警戒する広島は「巨人の方がやりやすい」
巨人の先発4番目候補の高木は、この日の阪神戦で走塁時にボーンヘッドをやってしまい9敗目(5勝)。高橋監督に「オレもよく分からない」と突き放されてしまった。大竹も17日にKOされたばかりで内海に至っては広島戦の防御率11.05で夏場から登板を回避してきた事情がある。
■若い選手に巨人への苦手意識なし
DeNAは巨人が今季1勝2敗とやられている助っ人モスコーソが17日に3カ月半ぶりとなる復帰勝利を挙げた。先発が5人となって予想がしにくくなった巨人にも、広島にも不気味である。
一方、最終Sで待ち受ける広島ナインは声を潜めて「相手は巨人の方がいい」と言う。対戦成績は12勝12敗の五分。
広島のある選手は、「昔は巨人によくやられたけど、4位だった去年15勝10敗と勝ち越せたことで、今の若い選手には苦手意識はないんじゃないか。阿部さんが凄かった頃の巨人打線は迫力があったけど、はっきり言って今はみんな打ちませんから。迫力がない。今一番危険なのは、間違いなくDeNAの(4番)筒香です。去年は最下位のDeNAにウチは10勝15敗と負け越しましたからね。ここ数年DeNAは嫌なんです。筒香を中心に打線がいい上、今年は投手陣も整備されてきた印象。間違いなく巨人の方がやりやすいですよ」と言う。