松山英樹 年間王者ボーナス「10億円」ゲットの条件は?
松山は、初出場の14年は22位。昨年は12位と会場にも慣れている。最終戦はプレーオフ3戦終了時の順位に応じて持ち点が配分され、ランク1位のD・ジョンソンは2000ポイント、同17位の松山には288ポイントが与えられた。
松山の年間王者には優勝(2000ポイント)が絶対条件。そのうえでD・ジョンソンが10位タイ以下、同2位のP・リードが4位タイ以下、同3位のA・スコットが3位タイ以下、同4位のJ・デイが3位以下、同5位のP・ケーシーが2位以下といった条件をすべて満たして初めてポイントで彼らを上回れる計算だ。他の選手の成績に関係なく、勝てば無条件で10億円を手にできるのは、ランク上位5位までの選手のみである。
過去6年間、今大会の優勝者が年間王者になっているが、ここ3年間はH・ステンソン(13年)、B・ホーシェル(14年)、J・スピース(15年)と、いずれもランク2位と上位につけ、逆転でフェデックス王者に輝いている。
世界のトッププロ相手に優勝するだけでも大変なことなのに、あとは他力本願というのだから、よほど運に恵まれない限り、ビッグボーナスには手が届かないということだ。