自ら単年契約を申し出 “便利屋”右腕牧田に西武は戦々恐々

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 西武のサブマリン右腕牧田(32)が6日、契約更改を行った。今季はリリーフとして50試合に出場して防御率1.60の好成績を残し、2500万円アップの年俸1億円を勝ち取ったが、西武としては戦々恐々ではないか。

 牧田は順調なら来季中に国内FA権を取得する。「絶対に残留する」と高をくくっていたエースの岸が楽天にFA移籍したため、これ以上の選手流出は避けなければいけない。そこで球団は牧田に複数年契約を提示したところ、本人から単年契約の申し出があったというのだ。

「複数年だと甘えが出るから」とは本人の弁。球団OBは「牧田はマジメな性格。それは本心でしょう」と、こう話す。

「ただし、来季の起用法次第ではFA宣言してもおかしくない。昨季は先発、中継ぎ、抑えと配置転換続き。今季はロングリリーフ兼セットアッパーというムチャをやらされ、50試合で78回と3分の2イニングも投げた。こんな場当たり的な起用では牧田自身の負担も計り知れない。来季も同じような起用が続けば、それこそ移籍の道を選びますよ。1年契約は牧田なりの“保険”ではないか」

 牧田の去就は辻新監督のハンドリング次第。球団はあらかじめ、「何でも出来る投手だけど、便利屋扱いだけはしないでくれ」と注文をつけておいた方がいいかもしれない。牧田の来オフが楽しみだ。

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