アリゾナCでは実戦回避か ハム大谷「右足首不安」の波紋
「不自然といえば不自然ですよ」
日本ハムのあるOBがこう言ってクビをひねった。栗山監督が17日、2月上旬のアリゾナキャンプで、大谷翔平(22)の実戦出場回避を示唆したことを受けて、だ。
アリゾナでは8日(日本時間9日)に韓国・KTウィズとの練習試合、9日(同10日)には紅白戦が組まれているが、「米国で無理をする必要はない」と栗山監督は話している。
「だって、そうでしょう。栗山監督は蓄積した疲労が原因というけど、二刀流は毎年、取り組んでいること。昨季は例年以上の活躍で日本一に貢献してMVPを獲得。オフも大忙しだったとはいえ、疲労があるのは例年と同じでしょう。なのに暖かいアリゾナで、今年に限って実戦で使わない可能性もあるというんですから」とは前出のOBだ。
栗山監督は今月上旬、大谷と面談。本人の状態を確認したうえで、オーバーペースにならないよう指示したという。
大谷は現在、主に合宿所のある鎌ケ谷でトレ―ニングをしている。昨年は1月9日、一昨年は8日に始めたブルペンでの投球練習は19日現在、まだ行っていない。ウエートトレや打撃練習に関しては室内練習場にこもって黙々とこなしているものの、投手としての調整が例年と比べて明らかにスローペースなのは単に疲労が原因なのか。