正妻のリード追い風 ダルに日本人初サイ・ヤング賞の期待
米球界で今季、最も活躍が期待される日本人投手はレンジャーズ・ダルビッシュ有(30)だ。
MLB公式サイトは5日(日本時間6日)、今季のポジション別の成績予想を発表。先発投手部門ではダルが15勝9敗、防御率3.32で11位に入り、ヤンキース・田中(14勝7敗=21位)、ドジャース・前田(13勝11敗=34位)、マリナーズ・岩隈(12勝10敗=72位)を抑えて日本人トップにランクされた。
同サイトでは「肘の手術から復帰2年目は昨季よりも投球が安定し、30試合登板、200奪三振をクリアすればア・リーグのサイ・ヤング賞争いに名を連ねるだろう」としている。
ダルは今季が6年契約の最終年。2日付の地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」はダルの来季以降の契約について「期間は5~6年で、年俸3000万ドル(約34億5000万円)」と予想し、早ければ春季キャンプ中に交渉が行われる見通しと伝えた。
契約の時期はともかく、ダルがサイ・ヤング賞を受賞すれば、市場価値はさらにハネ上がる。投手で最高給取り(7年総額215億円)のドジャース・カーショウ並みの巨額契約を手にする可能性もある。