虎指揮官の目も薄く…ロッテ監督に掛布雅之氏が急浮上
■二軍監督ではもったいない
就任3年目を迎える掛布二軍監督は、中谷ら若手や、今季からスイッチに転向した大和らを次々と一軍戦力として送り出している。さる阪神OBが言う。
「還暦を過ぎても指導への情熱は衰えていない。昼間に試合がある二軍の夏は、年を重ねるごとに過酷になるが、試合後も居残りで選手に懇切丁寧に指導している。ただ、掛布二軍監督と金本監督とでは、育成、指導方針が違う。掛布二軍監督は選手の自主性、自発的な行動を促すことに主眼を置いていて、押しつけはしない。一方で金本監督は昨年、藤浪に161球を投げさせて懲罰完投させたり、若手に日々のウエートトレを課したりと、強制も辞さない部分がある。今までコンビを組んできたが、二軍監督の立場だと一軍に対して遠慮が出る。金本監督の下につく今の阪神二軍監督という立場は必ずしも本人のよしとするところではなくなってきている。それに、現役時代はスターだった男が、ずっと二軍監督で甘んじているのはもったいない話でもある」
ロッテと掛布のマッチングが実現すれば、人気回復のきっかけにもなりそうだが……。