右肩痛でプロアマは途中棄権 キム・ハヌルに“仮病”の疑念

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 当ゴルフ場は、1994年から97年まで東ハトレディスの開催コースだった。当時の大会主催者だった東ハトの社長は大のゴルフ好きで、国内の女子プロのレベルを上げるためデズモンド・ミュアヘッドに設計を以来。13ホールが池やクリークが絡み、うねりのあるフェアウエー、池とあごの高いバンカー、ポテトチップと称される段差と傾斜がやっかいなグリーン等々は、トーナメントコースとしては非常に難易度が高かった。

「94年に岡本綾子が2アンダーで優勝すると、米国で実績のある岡本の勝利にニンマリし、ゴルフ場の会員資格を与える一方、200億円以上かけたコースを改造しさらに難しくして、『アンダーパーで優勝したら1000万円出す』と豪語。翌95年の優勝スコアは5オーバーまで下がり、96年は7オーバー。50位の選手は26オーバーとボロボロで、多くの選手は『こんなコースでプレーしたくない』とお手上げでした。当時より用具は良くなったし、女子プロのレベルも上がっているとはいえ、難しいコースであることに変わりはない。それが欠場者の多さにつながっているのでしょう」(前出の関係者)

 96年にスタートした今大会は、22回目にして本コースで初開催となる。大会前日は横なぐりの雨が降り、週末の天気もぐずつくもよう。今季3勝で賞金女王を狙うキム・ハヌルは、「病院に行く」と言ってクラブハウスを後にしたものの、悪天候と難コースでスコアもスイングも崩したくないというのが本音ではないか。

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