貧打解消の切り札 メッツ自由契約の青木宣親を巨人が狙う
「実際、青木は2012年にポスティングシステムでメジャー移籍してからも、衣笠球団社長と頻繁に連絡を取り合うなど古巣とは良好な関係を続けている。山田哲人が初のトリプルスリーを達成した15年オフには、社長の求めに応じて山田の契約更改後の会見にサプライズ登場。背番号1の“禅譲式”まで行っています。青木に興味を持つ日本の他球団も、ヤクルト以外の選択肢はないみたい、と諦めムードだったが、その古巣に来季からOBの宮本慎也がヘッドコーチに復帰する。2人はヤクルトでの現役時代に衝突した過去があり、小川監督も若手育成に力を入れる方針を掲げている。現場の事情が変わってきて、青木の気持ちにも変化が生じる可能性が出てきました」
とは、事情を知るテレビ局関係者だ。
■バレやゲレーロに札束を積むくらいなら
そこで、腰を浮かせそうなのが由伸巨人ではないか。貧打解消を来季の最重要課題に挙げる巨人は、水面下で中日のゲレーロ(30)、ヤクルトのバレンティン(33)の獲得準備を進めており、このどちらかの大砲で補強ポイントとする左翼のポジションを埋める算段を立てている。