侍J稲葉監督が明かした初陣采配の“自己採点”と課題
自身の初陣となった韓国戦前は報道陣向けの取材対応をせず、緊張感を漂わせていたが、実際、どんな思いで采配を振っていたのか。本人を直撃すると、こんな答えが返ってきた。
「ベンチの中で一番意識していたのは、自分の表情。選手って監督の顔をよく見ているんだよね。自分が現役のときもそうだった。『怒っていないかな』とか、『どう思っているんだろう』とか。だから、硬い表情にならないように意識していた。選手が怖がることが一番良くないから。でも、(監督は)初めてのことで、(試合中は)常に次はどうしようかと考えを巡らせていたから、ちょっと(顔が)こわばっていたかも……。これからはなるべく柔らかい表情にしたい」
その後、台湾対韓国戦を視察した稲葉監督。プロ野球の監督経験がない中で引き受けた大役の責任は重い。2020年の東京五輪まで、試行錯誤が続きそうだ。