米国30球団に質問状 大谷争奪戦“書類選考落ち”はどこだ
入札制度によるメジャー挑戦を表明した日本ハムの大谷翔平(23)の代理人であるネズ・バレロ氏が先日、メジャー全30球団に質問状を送付したことが米国内で反響を呼んでいる。
質問事項は「投手、打者としての評価」「育成やメディカル、トレーニング部門の説明」「メジャー、マイナーの施設」に加え、「詳細な起用法」など7項目。できる限り早めに回答してほしいと要望しているというから、交渉解禁前(最短で12月2日=日本時間)に、いわゆる「書類選考」を行う腹積もりなのだろう。
大谷はメジャーで「即戦力投手」として高く評価されている。いくら本人が二刀流に挑戦したいといっても、ナショナルズのリゾGMが「入団当初は二刀流を認め、チャレンジを後押ししても、多くの球団がタイムリミットを3年に設定するだろう」と話しているように、実現まで長い目で見てくれる球団はそう多くない。
■目先の結果を重視
とはいえ、目先のカネよりも夢を追い求める大谷にとって、二刀流を本気で実現させる意思がある球団かどうかが重要で決め手になる。