貴乃花親方が態度急変 徹底抗戦から保身に方針転換のワケ
突然の変わり身に、多くの親方衆もクビをひねることしきりだったという。
かたくなな態度を取り続け、相撲協会を困惑させてきた貴乃花親方(45)。弟子の聴取に応じないばかりか、協会からの電話を無視、居留守まで使って使者を門前払いと、一貫して協会に刃を向けてきた。
それが急変したのが19日。20日に行われた理事会の前日だ。相撲協会は2014年の新公益法人制度移行に伴い、力士の法的身分などを定めた入門時の誓約書の提出を親方衆に義務付けていた。これまで提出していないのは貴乃花親方ただひとり。それを理事会の前日に急ぎ提出すると、貴ノ岩と自身への聴取まで了承した。貴乃花親方自身への聴取はまだ済んでいないが、当初は理事会当日の午前中でも構わないと協会側に伝えてきたという。
そして極めつきが、20日の理事会で配布された書類だ。内容は弁明書さながら。自分の行動は理事として、巡業部長として適切であり、非難されるいわれもなければ、職務を放棄しているわけでもない……といった言い訳が、とうとうと書かれていたという。