“同志”とのつながり維持でも 貴乃花一派はもう風前の灯火
宗像氏はそんな2人をサポート。外部理事時代、元顧問が500万円の裏金をわしづかみにしてバッグにしまう動画がネットにアップされながら、「返したから問題ない」と結論付けたのは記憶に新しい。理事会では元顧問を擁護する発言を連発し、元顧問が協会から受け取った750万円のボーナスの正当性も盛んに訴えたという。
「前回の理事長選ではこんなこともあった。投票権は親方である内部理事10人にのみ与えられている。定款で決まっていることです。にもかかわらず宗像さんは理事会で外部理事に投票権がないのはおかしいと訴えた。貴乃花親方も追従、目上の出席者を恫喝するような強い口調だったといいます。貴乃花親方と宗像さんは八角体制を快く思っていない。それで宗像さんは外部理事の自分にも投票権があると主張したのでしょう」(前出の親方)
今回の事件ではテレビのワイドショーに出演して現執行部を批判、あくまで中立の立場と強調しながら、しかし、結果として貴乃花親方を利する発言を繰り返した。
■選挙では十数票がやっとか
神山現監事もバリバリの「同志」だ。別の親方がこう言った。