“同志”とのつながり維持でも 貴乃花一派はもう風前の灯火
「協会に損害賠償請求された元顧問は現在、協会事務員としての地位の確認を求める訴訟を提起して係争中でもある。神山さんは裁判で元顧問側の証人になろうとしたくらい。顧問側からの和解案を執行部にもってきたともいわれている。時期はハッキリしないが、『小林さんを協会の事務方のトップにした方がいいと思う』と言ったこともある」
貴乃花親方の理事解任騒動と、一派のキーパーソンである元顧問が損害賠償請求で訴えられた事実は、貴乃花一派にとってとてつもなく大きなダメージになった。一部新聞や週刊誌が盛んに貴乃花一派を援護する“情報操作”を繰り返しているものの、協会内部における求心力は明らかにダウン。前回の理事選では一派で計29票を獲得して3人の理事を誕生させたとはいえ、2月上旬の選挙では十数票を集めるのがやっとといわれる。前回の理事長選がまさしく「最初で最後の勝負」だったようなのだ。