GMは「起用法未定」 大谷翔平に開幕メジャー白紙の可能性
移籍1年目での二刀流実現は、しばらくお預けか。エンゼルス・大谷翔平(23)の立場が危うくなってきたのである。
大谷をめぐっては複数の米メディアが21日(日本時間22日)、「DHで開幕ロースター入り」と報道。開幕から当分はDHとして起用されると伝えられた。
エンゼルスのエプラーGMは22日、一連の報道を否定し、「その情報は正しくない。われわれはまだ具体的な起用法を決めたわけではない」と話した。
大谷はここまでの実戦で、野手として10試合に出場し、28打数3安打の打率1割7厘。投手としては4試合(計8回3分の1)にマウンドに上がり、18安打17失点で防御率16・20。メジャーの滑るボールや、相手投手の変化球への対応に苦戦している。
ソーシア監督は結果が出ない大谷に関して「打席に立つごとに良くなっている」としているものの「まだ、開幕ロースターに入れるのか、外すのかを決めるのは早計だ」と言葉を濁している。
大谷は、24日にキャンプ地アリゾナで最後の実戦に登板する予定。26日のドジャース戦ではDHとして出場する見込み。