背中の張りで緊急降板 日ハム宮西の酷使はいつまで続く
8日、日本ハムの中継ぎ左腕・宮西尚生(32)にアクシデントが発生した。
同点の延長十回にマウンドに上がったものの、立ち上がりからロッテの清田、田村に2者連続四球。続く荻野に1球を投げたところで背中の張りを訴え、降板となった。
宮西はきょう9日に病院で検査を受ける予定。試合後、栗山監督は「本人と話したけど、そんなにひどくない」と軽症を強調したが、だからといって安心はできない。
ある球団OBが言う。
「開幕直前に鍵谷がケガで離脱したこともあり、ブルペンで頼れる投手といえば宮西くらい。あえて厳しい場面で若手を出して成長を促す采配もあるが、栗山監督はそれをしない。いきおい、今季も困ったときの宮西頼みに拍車がかかると懸念された直後のことでした」
宮西はここまで5試合で無失点。登板数こそ同僚のトンキンや石川直と同じだが、毎試合、ブルペンで肩をつくっているリリーフエースの疲労は他の投手陣の比ではない。昨年達成したリーグ初の10年連続50試合登板の蓄積疲労もあるだろう。