スイスに0-2と完敗…西野ジャパン攻守ダメダメ戦術総破綻
■本田と川島は評価ガタ落ち
スイス戦でプラス査定の選手は皆無だが、評価をガタ落ちさせた選手が2人いる。まずは「自分の(いるべき)家」と豪語したトップ下で気の利いたプレーを一度もできなかった本田である。
味方へのパスが相手の足元に入ったり、ボールをキープしようとして簡単に倒されたり、たまにサイドからクロスを上げても味方とはタイミングさえも合わない……。
唯一の見せ場だった前半38分のシュート場面では、右サイドからのこぼれ球を相手ゴールほぼ正面で待ち構えて得意の左足を振り抜いたが、力のないボールがGKの正面に飛んでいった。
最年長35歳のGK川島永嗣も不甲斐ないプレーに終始した。後半29分、味方に投げ入れたボールを相手FWにカットされ、そのまま無人のゴール目掛けてシュートを打たれて大慌て。右ポストに激突し、スタンドから失笑が漏れる始末である。
「パンチングの場面に出遅れ、あわや失点という場面もあったが、昨年のW杯アジア最終予選のころから、川島のパフォーマンスは落ちている。右ポストに激突した後の照れ笑いにも落胆した。自分にも他人にも厳しい川島は、一体どこにいってしまったのか? 思い切って第2GKの東口を登用し、チーム全体に活を入れるべきでは?」とは元日本代表主将のGK田口光久氏である。