中日に“松坂ロス”の波紋 内野守備走塁コーチ兼任が語る

公開日: 更新日:

「年上のオレからしても大スター。でも存在だけじゃなくて、見習うべきところがたくさんある」

 背中を痛めて一軍登録を抹消された中日松坂大輔(37)に関して、こう言っていたのは、内野守備走塁コーチ兼任の荒木雅博(40)だ。

「投手の中でも(内野)ゴロのカバーにいくタイミングやスピードはさすがだなと。オレは内野(手)なので、そういう『一歩目』にはどうしても目がいく。若い選手にもそういうところを見てほしいと思う。投手だけじゃなくて、野手も参考にできるところはたくさんあるんじゃないかな」

 コーチ兼任ながら、8年ぶりに開幕一軍を逃した荒木は、今月1日に初昇格。それでも松坂と練習で一緒になることもあり、野球談議をしてきたという。

 中日は2011年を最後に優勝から遠ざかっている。5度のリーグ優勝と1度の日本一を知る荒木を含め、吉見や山井ら息の長い選手はいるものの、強いチームを取り巻く環境や雰囲気を知る選手は年々減少。松坂のような一流選手のプレーは、貴重な生きた教材となるのだ。

 その松坂は20日にワーキングを始めたばかり。すでに3勝を挙げている先発投手としての戦力面や、ナゴヤドームの集客面でのマイナスを指摘する声があるものの、それ以外のダメージも大きいようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット